(感想)スレッド「やる夫と食べるイギリス料理」が面白い
ある日Twitterを見ていたら「やる夫で学ぶヴィクトリア朝イギリスの生活」を進めるツイートが流れてきまして。このスレッド自体は2008年というずいぶんと前に立てられたもののようです。簡単に言えば不手際?でタイムスリップしたやる夫が当時のイギリス文化に触れるというストーリーで、AA(アスキーアート)と共に進んでいく紙芝居的…または、SS的な形式になっています。
コチラは結構面白いなーなんて思いながら読んでいたのですが、スマホではAAが改行されてイマイチ見づらいということでPCで検索かけたところ、このスレッドの他に「やる夫と食べるイギリス料理」というスレッドもあることに気が付きました。
イギリス料理!!
イギリス料理といえば、日本人は「不味い」イメージを持っている人が多いかと思われます。そのイメージに先行する代表的なものといえば、「ウナギパイ」「ウナギのゼリー寄せ」「ニシンパイ」…文体だけでなかなかゲテモノ臭が漂ってくる料理などが真っ先に挙げられます。
私は(お金を出せば)イギリスでも美味しい料理が出る(らしい)ことを知っていたのですが、なにぶんマズイイメージに反論するだけの知識を持ち合わせておらず、偏見だけでマズイマズイと言う家族にはなかなか辟易していたものですが…その矢先にこんなものを見つけてしまいました。
粗筋としては、イギリスへ旅行に行ったやる夫とやらない夫*1が現地人?とイギリス料理を食べるというもので、ちょっとクスッと笑えるギャグとともにストーリーが進行していきます。
スレッド内で紹介されている料理を抜粋すると、
「スカンピ(手長エビ)のフライ」
(サクサクの衣に包まれたプリプリのエビが旨いらしい)
「ステーキ&キドニーパイ」
(牛肉と牛腎臓をデミグラで煮込みパイ生地を被せた料理らしい)
「イングリッシュブレックファスト」
(マズイイメージのイギリス料理ではハズレないらしい料理。目玉焼きベーコンマッシュルーム焼きトマトなど)
「イングリッシュマフィン」
「プディング」
(※お菓子だけでない 「混ぜ物をして固めた料理」の意味だそうな)
「ローストビーフ」
などなど…見た目はやや地味ながら結構美味しそうな料理が写真と食べるAA付で載っています。
マズイのイメージとは裏腹にとても美味しそうなイギリス料理、そして「イギリス料理がどうしてマズイのか」「どうしてそういう料理になったのか」についても触れられており、ずいぶん前のスレッドではありますが大変面白かったです。(スレッド内のオマケでも補足されていますが、マズさの原因はいくつかある説のうち有力なものを扱っているようです)
タイトルをコピペして検索にかければすぐ出てくるので、騙されたと思って是非是非。
というか、なんでこんな面白いのを知らなかったんだろう。